PC >障害例 >起動時、 終了時 >11 >「 FUJITSU 」 の ロゴ で 止まり、 BIOS・UEFI 画面 すら 出せない >

( 2025.6.14. 更新 )





● 現場 ●
 NM 運輸 様 : MK 様 デスク など
● 環境 ●
 Win 11 24H2
 富士通 : D586/P
● 症状 ●
 オンライン アップデート 後 に、 再起動 したら 発生
 CMOS リセット しても、 変化 なし
● 原因 ●
    ↓ 以下 が 重なると 起こる、 UEFI ロック ( = UEFI が ロック されるとは、 エグい … )
 [1]. 富士通 法人向け デスクトップ で、 2015 年 〜 2017 年 製 の Win 10 + Win 11
 [2]. 2025.6.11. の アップデート = Win 10 22H2 の KB5060533。 Win 11 23H2 の KB5060999。 Win 11 24H2 の KB5060842。
 Secure Boot 関連 の バグ なので、 該当 機種 でも 「 Secure Boot オフ 」 だと 症状 が 出ないかも
● 処置 ●
 UEFI ファームウェア を 手動 で 書き換え、 ロールバック させる
● 手順 ●
富士通 純正 の、 UEFI ファームウェア を ダウンロード
   ↓ マザー 上 の シール を 確認 したら 型式 「 D3423-A14 GS 2 」 だったので、 以下 の 富士通 サイト で 「 D3423 」 を 検索
 https://support.ts.fujitsu.com/Index.asp?lng=COM
   ↑ 右上 角 の [ Search ]
 複数 ヒット したので、 「 D3423-Axx - Admin package - Compressed Flash FilesVersion (Publish date) V5.0.0.11 - R1.29.0 (27/01/2020) 」 を 試した
 解凍 して、 ファームウェア の 下 準備 は 完了
富士通 純正 の ツール で、 ファームウェア 更新用 の ブータブル USB を 作成
 https://support.ts.fujitsu.com/indexdownload.asp?Softwareguid=4C7EAC35-E4B9-4EB2-B51D-C7AB265A9690
 USB は FAT32 フォーマット。 「 容量 32 G だと 作成 できなかった 」 の ネタ を 見たので、 16 G で 作成。
   ↓ USB を 開くと、 以下 の 2 ファイル が 作成 されていた
 KERNEL.SYS。  ThirdPartyLicenses.txt。
ブータブル USB 内 に、 ファームウェア の ファイル を コピー
   ↓ 以下 の 3 フォルダ + 1 ファイル を、 USB に コピー
 フォルダ [ DOS ]。  フォルダ [ TFTP ]。  フォルダ [ Windows ]。  D3423-Ax.rom。
マザー を、 ファームウェア 更新用 に 設定
   ↓ 電源 ボタン に つながっている コネクタ の、 以下 の 2 ピン を 短絡 させる ( = 左 下 から 2 番目 + 3 番目 )
   ↑ クリップ を 伸ばして、 U 字 に 曲げた ものを 挿しても 短絡 できた
 また SATA 接続 + USB 接続 は 全部 抜いたほうが、 成功 率 は 上がるかも
ブータブル USB を 挿した 状態 で 通電 すると、 数回 自動 再起動 して ファームウェア 更新 ( = ロールバック ) される
 「 ”ピーッ” が 2 回 + 4 回 鳴る 」 という ネタ を 見たが、 ”ピーッ” は 起動 するたびに 2 回 のみ だった
 モニタ は 消灯 のまま 数回 再起動 を 繰り返す ので、 初めて 見ると 不穏 な 感じ
   ↓ 完了 すると 以下 が 表示 して、 画面 が 止まる
 FreeCom version 0.84-pre2 XMS_Swap [Aug 28 2006 00:29:00]
 C:\>
仕上げ
 電源 オフ して 「 短絡 + ブータブル USB 」 を 抜き、 ( 各 SATA 接続 + USB 接続 を 戻す 前 に ) 電源 オン して 動作 確認
 UEFI が 英語 に 変更 されたので、 日本語 に 戻した
● 備考 ●
 再発 しにくくなることを 期待 して、 「 Secure Boot オフ 」 に 変更
 選択 した ファームウェア が 古かったのか、 OS 起動後 の オンライン アップデート で ファームウェア の アップ が かかった




 → 技術検索のトップへ